焼き上がりの時間にもなると、こんな感じで角食がズラ〜っと売り場に並んでるんです。

人気がなく売れていない商品であればたくさんの本数を焼くわけないので、おかげさまで人気of人気を保ってるわけなんです。

フカボリ編集部員も、朝食にランチにおやつに！と、とにかくこの角食を食べていまして。
このパン売り場のどこにどんなパンが売ってあるかを説明できるくらいの常連でして。

いつも通ってると、改めてPOPや看板を見ることはないんですが、久しぶりに何気に看板の文字を見ていると、「銀座で行列の絶えない食パン専門店監修のもと」という文字が。

たしかに発売当初に聞いたような気もするけど、その話をフカボってなかったな〜と。

どこかに情報が出てるかな〜と思って調べてはみましたが、外部に出してる資料は特になく、ノー情報。銀座の話もそうなんですが、こんな美味しい食パンなんだから、開発秘話とか裏話とか絶対あるはず！

ということで、これは我々の仕事だ！と思い、担当の日高さんに来てもらい話を聞いてきました。

話を聞く前に。 角食の試食コーナーがあったので、とりあえず試食。

「やっぱり美味い」

食パンの素材や味は、売り場にも詳しく書いてあるし、フカボリマガジンでも紹介したことあるので割愛しますが、簡単にいうと、美瑛産小麦の「ゆめちから」「きたほなみ」をブレンドし、もっちり＆しっとりとした食感の食パン。

ここからはフカボリ編集長の怒涛の質問タイム。

この画角で切り取ると、パンのクレームを言いに来たおじさんの背中感が出ていますが、しっかりと開発秘話や裏話を聞いています。

編集長： この高級食パンがコープさっぽろで製造＆販売されることになったきっかけは？

日高さん： コープさっぽろのパンやお惣菜を開発する部署の人が、とある銀座のパン屋さんの食パンを食べたら、あまりにも美味しすぎて「この食パンをコープさっぽろでも販売したい！」となりました。
そして、そのパン屋さんの社長にダメ元で「教えてください！！！ 」とお願いしに行ったらOKが出まして。そこからコープさっぽろのパン製造チームが実際に銀座のお店に行き、短期間修行をして美味しい食パンの作り方を教えてもらいました。

編集長： 日高さんもそのパン屋さんに行ったんですか？

日高さん： はい！行ってきました！

編集長： 銀座のお店ではどんなことを教えてもらってきたんですか？

日高さん： 銀座のお店とまったく同じものを作るのではなく、北海道の人が美味しいと思うパンを作った方がいい！と教えてもらい、北海道での食パンの地位を上げるために、パン作りのことはもちろん、パンに対する想いや魂も教えてもらってきました。

編集長： このパンが販売されるまでに大変なことありましたか？

日高さん: 実は・・・これ言っていいんですかね？
この高級食パンの企画は急に決まったんです。本当はなかのしま店としんことに店のパン売り場とキッチンの図面は100円ベーカリー用の図面が出来上がっていて。そこから急遽、図面や設備のやり直しをしたので大変でした。

編集長： 100円パンのはずが、900円食パンに！

日高さん： そうなんです。なので、それに合わせて角食用のデザインも作り直し、いい意味でコープっぽくないロゴや紙袋のデザインに仕上げました。

編集長： 当たり前の話なんですが、日高さんはパン好きなんですよね？笑

日高さん： むちゃくちゃ好きです。道内のパンを色々食べ歩いています。色んなお店の食パンを食べて思ったのが、コープさっぽろの角食は、どこにもない唯一無二の味に仕上がってるなーと確信しました。

日高さん： こんな感じで、この角食の生地を使った商品も今後販売できればいいなーと思っているので、これも唯一無二のパンになるように頑張ります！

（開発中の「赤ちゃんのほっぺ」をいただく。美味しい以外の言葉が出てこない）

編集長： 今後もコープさっぽろのパンは進化していきそうですね！

日高さん： 美味しいパンも増やしていきたいし、富良野や苫小牧からも定期的にこの角食を買いに来てくれる方もいるので、販売できる店舗も増やしてたくさんの方に食べてもらいたいですね！

というわけで、この角食の美味しさの秘密がわかりました！

コープさっぽろのスタッフが銀座のお店に行き、美味しいパンの作り方はもちろん、パンに対する熱い想いまで修行しているからでした。

もしパン売り場で日高さんを見つけたら話を聞いてみてください！ パンの話をしだすと止まりませんから！

自分で食べるのはもちろん、手土産やプレゼントにも喜ばれます！ このパンを使った美味しいサンドイッチもあるので、こちらもオススメ！ もしまだ食べたことない〜って方がいれば一度お試しを！

コープさっぽろ なかのしま店

コープさっぽろ しんことに店